店舗デザインレポート|Les Leston(レスレストン)|アパレル物販|大阪市|8.空調工事

空調機器設置工事中のレスレストンの工事現場

店舗デザイン担当プロジェクトの経過レポート。
大阪市のシャツ専門店Les Leston(レスレストン)
2009年5月29日
空調の工事が始まりました。
この現場では、空調はテナント工事となっています。トミセイさんの空調業者が今日から現場で作業を始めました。

空調の配管工事中のレスレストン大阪中之島の現場

ビル側の配管・ダクトなどをぬうようにして、テナント側の設備配管を行っています。
ところが、お昼過ぎに現場から連絡が入りました。
ビル側のダクト工事が図面と違う為、空調の配管が設計通りに設置できないとのことです。
早速、現場へ確認に行きました。
設計にあたり、ビルの設備図面を入手して確認した時から、天井の「ふとこと」の無さが気になっていました。
「ふところ」とは、天井を仕上げるボードと、その内側に隠れる配管や空調ダクトなどとの隙間を言います。
仕上げた天井にダウンライトなどの照明器具を取付けますので、隙間がないと、取付けできないのです。
今回の区画は、当初の設定では、
「想定天井高さ3,650mm=天井の高さを3.65mにすることができます。」
だったのですが、設備図面を見ますと、ダクトの下で「ふところ」が100mmないところがありました。
これでは、そこに照明器具が入りません。
空調機も埋め込まなければいけませんので、(空調機は天井内の高さが35センチくらいは最低でもあります)天井高さを10センチ下げました。
それでも、空調機が天井のバランスの良い位置に埋め込めませんでしたので、あえて露出で設置することにしました。
当然、一部の機械への配管は見えるのですが、丁寧に調整し、きれいに見えるように配慮しました。
下げて「ふところ」を確保したはずですが、、空調までの配管が天井内に通せないとのことです。
現場でダクトの高さ、位置を確認しますと、高さも位置もかなりアバウトです。
これでは、シビアに配管ルートを検討しても意味がなくなってしまいます。
本来ならば、ビル側の工事を修正していただくところですが、工期・費用などを考慮しまして、テナント側の空調の配管ルートを変更することにしました。
現場を確認しながら、皆で検討しました。かなりアクロバティックなルートになりましたが、何とか配管できそうです。

レスレストンの現場で、図面と現場を確認しながら、露出してもきれいに見えるルートを検討

現場で、図面と現場を確認しながら、露出してもきれいに見えるルートを検討しました。

レスレストンの現場の実際の位置の床で寸法を出して確認し、決定

実際の位置の床で寸法を出して確認し、決定しました。やれやれ。

只今のBGM “The Man I Love” friends/綾戸智絵

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