「Les Leston」進行中その14

2009年6月5日
朝から、プランクトンの中井さんがサインの現物を持ってこられました。中井さんは、風合いのある表面の鉄やロートアイアンのような手曲げの加工の時には、いつもお願いしている作家さんです。現物を見ながら、壁から浮かして取付ける為の脚=スチールの細い棒の位置を打合せして決めました。
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メインのサインの現物。スチールの素地の板をレーザーカットしたものです。これに、「黒皮風」の風合いのある仕上げをしてもらいます。
その後すぐに、施工業者のトミセイさんの工場へ、什器チェックへ向かいました。いつ伺っても、きれいに整理された工場内で、家具職人さんが黙々と製作されいます。精度の高い家具をお願いして、ため息がでるような素晴らしいものを納めてもらえるのは、私が今知っている限りで、大阪ではトミセイさん含めて2社ほどです。今回は、天井高さいっぱいの壁面什器3台と、カウンターバックのディスプレイ什器、カウンター、扉の仕上がり具合をチェックしました。
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すでに完成していた「カウンタバックのディスプレイ什器」と「扉」が明後日の出荷待ち状態でした。この扉に昨日決めたガラスが取付けられます。
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壁面什器の上部の収納部分。ふたの納まりを確認しました。
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家具の接合部分も、金物でしっかり締め込まれていました。さすがです。熟練の家具職人さんが細かい作業を丁寧にされていました。
レスレストンさんは、オーダーシャツの専門店です。最高の着心地の1着を作るために、必ずお客さんの身体の様々な箇所をメジャーを使って採寸されます。オーダーメイドである「証し」がこの「メジャー」だろうと考えました。
メジャーは、対象物の大きさを正確に計る道具です。そこには、目盛りが刻まれています。そこで、空間の中に「本質としてのメジャー=目盛り」を入れています。
「メジャー」のサンプルが出来上がり、受け取りました。
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目盛りのグラフィックは仮ですが、仕上がりをチェックしました。
現場では、壁がどんどん立てられていました。
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只今のBGM “Home Is By You” The Birth Of Cornelius/Corneille

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