打ち合わせの帰りに、新しいお店探索で銀座をブラブラしていました。
その時、何となく本で見た事のある「英国屋」のある風景に出会いました。
「何だったかなー」と思い出しながら歩いていたのですが、なかなか思い出せず、随分過ぎてからその本が頭に浮かびました。
「あっ!」と声が出そうなくらいの驚きで、急いで戻りもう一度、冷静に確認しました。
![倉俣史朗さんデザインの伝説の店舗maket oneが居抜きで実在していた](https://www.ja-labo.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/store-that-was-market-one-designed-by-shiro-kuramata.jpg)
間違いないです。
倉俣史朗さん設計の「MARKET ONE」です。
ファサードはかなり変わっていますが、店内のFRP造形はそのままです。
ただ、内部から絞りでたようなFRPの壁はなく、人のかたちが凹んだ「壁のイス」はベニヤでふたされ、照明やハンガーなどはかなり追加されていました。
![倉俣史朗さんがデザインしたmarket one跡地の店舗のファサード](https://www.ja-labo.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/facade-of-store-that-was-market-one.jpg)
1970年に設計されたインテリア史残るショップを見る事ができたことに感動しました。
残念な事に、でも商業空間の宿命ではありますが、原形を留めない偶然的な保存です。
このような延命を倉俣さんが望んでいらっしゃったかは、疑問ではありますが、、、
お客さんがいらっしゃったので、断念したのですが、機会があればお願いして、店内をゆっくり見せて頂こうと思っています。
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