店舗デザインレポート|京都総合観光案内所|公共サービス|3.ファサード解決策

京都総合観光案内所(京なび)のデザインに合わせて改装した京都駅共用通路

区画を越えた提案

前回のヒアリングから、京都総合観光案内所のファサードのデザインで解決する課題は次の3つがありました。

  1. 観光案内所の間口を広く見せたい
  2. 駅ビルの共用部と調和を保つ
  3. 観光案内所の左にある総合サインとの意匠の調和を考慮

そこで、少し引いた視点で提案をしました。
京都全域の観光情報を伝える「観光案内所」、京都駅・駅付近の情報を伝える「総合サイン」、駅周辺を見渡す広場を「眺望による観光」とし、これらを合わせて「観光案内ゾーン」として意匠をまとめました。
この「観光案内ゾーン」部分の壁を総合観光案内所の内部の壁の仕上げ材で仕上げました。
上部には、3つを繋ぐようにボーダーを通し、その上にそれぞれの名称サインの立体文字をサインとして乗せました。
このボーダーは、さらに左にあるSUVACO(スバコ)のボーダーと高さ・位置を合わせ、共用通路全体のバランスにも配慮しています。

総合サインや眺望ゲート入口と連なり間口が広く見える京都総合観光案内所

京都総合観光案内所を含めた「観光案内ゾーン」として広い面でまとめることができ、歩行者からの認知も高くなったと思います。
総合サインは「周辺案内」、階段は眺望への入口という事で「眺望GATE」と、それぞれ名付けられました。
ボーダー上部の名称サインも統一感のあるデザインにする必要があるため、京都総合観光案内所に合わせて、廣村さんにデザインして頂きました。

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