京都総合観光案内所(京なび)|公共サービス施設|空間デザイン実績事例|京都

公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、観光案内カウンター

施設情報

京都総合観光案内所

担当業務 :空間デザイン・設計監理
施設内装デザイン :東潤一郎・椎野永稔(JA laboratory)
カテゴリー :公共サービス施設
オープン :2010年3月16日
面積 :280㎡
住所 :京都府京都市下京区東塩小路高倉町8-3
    京都駅ビル南北自由通路
電話 :075-343-0548
公式web site:京都総合観光案内所

協力
ロゴデザイン・グラフィック:廣村デザイン事務所
ライティングプラン:パナソニック

施工:株式会社ウエタニ

写真:花城辰男(時空アート)

クライアント :京都府・京都市・京都駅ビル開発

実績事例写真

公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なびの京都駅通路に面したファサード
京都駅2階南北自由通路に面したファサード
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なびの掲示板・PC・工芸品展示などで観光情報を提供するアプローチエリア
掲示板・PC・工芸品展示などで観光情報を提供するアプローチエリア。
和紙が光る光柱は、道先を照らす「行燈」をイメージしています。
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、機能的でモダンなデザインの中に和を感じさせる案内カウンターのあるエリア
機能的でモダンなデザインの中に和を意匠を忍ばせる案内カウンターのあるエリア
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、京都府産の無垢木材の天板の案内カウンター
京都府産の無垢木材の天板の案内カウンター
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、和紙をイメージさせるアルミをしわ加工した壁のポスター掲示コーナー
ポスター掲示コーナー
日本建築の素材のひとつである和紙をイメージさせるアルミをしわ加工した壁。間接照明により、シワの表情を強調し、ポスターを浮遊しているように見せています。
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、案内カウンター正面。桂離宮の市松模様の襖の写しをアルミで表現
床のスレンレスの目地棒は畳のサイズで、細い磨きタイルは、畳の縁を表しています。
正面のアルミの壁は、桂離宮松琴亭一の間の市松模様の襖の写しをアルミで表現しています。
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、案内カウンターの窓口番号表記はスタッフの対応言語を示すことができる
案内カウンターの窓口番号表記。
番号の上の木製のキューブは、窓口に立つスタッフの対応言語を示しています。
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、案内カウンターとポスター掲示コーナー
案内カウンターとポスター掲示コーナー。
カウンターバックの壁は、桂離宮松琴亭一の間の市松模様の襖の写しをアルミで表現しています。
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、案内カウンターより施設全体を見る
案内カウンターより施設全体を見る
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、案内カウンターのスタッフ側内部
案内カウンターのスタッフ側。
オリジナルデザインの「京なびチェア」が並んでいます。
公共サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、黒鉄の壁に観光情報が浮かび上がるアプローチエリア
黒染めの鉄の壁にさまざまな観光情報が浮かび上がるアプローチエリア
サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、黒染めの鉄の壁の中に間接照明で浮かび上がる掲示板・PCによる観光情報提供スペース
黒染めの鉄の壁の中に間接照明で浮かび上がる掲示板・PCによる観光情報提供スペース
サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なびに隣接する総合サイン、眺望ゲートを合わせてリデザインを行った駅ビル共用部
京なびに隣接する、総合サイン、駅周辺を見渡せる眺望ゲートを合わせて「観光案内ゾーン」と再定義し、駅ビル共用部環境のリデザインを行いました。
サービス施設空間デザイン設計実績事例、京都総合観光案内所、京なび、総合サイン、眺望ゲートと並ぶ京都駅ビル共用部
京なび、総合サイン、眺望ゲートと並ぶ施設のデザインを統一し、 間口の狭い京都総合観光案内所を大きなファサードに見えることを狙いました。

デザインコンセプト

京都総合観光案内所は、京都観光の起点として、京都府・京都市が共同で設置した新しい観光案内所で、京の玄関口、京都駅ビル内にあります。

 第一に、国際観光都市『古都京都』のおもてなしの(はじまりの)場としてふさわしい施設を目指しました。
具体的には、観光案内・宿泊紹介・催しチケット販売などの様々な観光情報を、案内カウンター・タッチパネル・PCなど、来館者それぞれの望む方法で入手できる機能が求められました。
このように、様々な情報が様々な形で溢れ煩雑になる観光案内所で、情報を整理し、なによりわかりやすく伝えることができる場所を目標としました。

 第二に、ともすれば無機質な空間になりがちである案内所で、「京都らしさ」を、日本人のみならず外国人観光客にも感じてもらえることを目指しデザインしました。
そのために、京都を意識させる和の特徴である「素の美」・数寄屋の「写し」の思想を取り入れました。
意匠性を排し、素材そのものが美しい黒皮の鉄・手透き和紙・無垢の木などを使用。紙のようにシワ加工したアルミ・畳敷きを模した黒御影調タイルの貼り分け・桂離宮松琴亭一の間の襖の市松模様など、日本建築の伝統的様式を現在の素材と表現に置き換え=写して空間に点在させました。
機能的でモダンな表現の中に「和」の意匠を忍ばせる・・・。
それは、造形ではなく、間(ま)やバランスによるデザインです。

 また、案内所が面する南北自由通路には、総合サイン、駅周辺を見渡せるデッキの階段が隣接していました。これらを合わせて「観光案内ゾーン」と再定義し、駅ビル共用部環境のリデザインを行いました。

受賞

掲載

京都総合観光案内所 店舗デザインレポート一覧

レポートリストが掲載された記事

京都総合観光案内所(京なび) 店舗デザインレポート

WORKSに戻る

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です