「京都総合観光案内所」その7
Category : Inside story , Work in Progress
2010年1月29日、施工を担当するウエタニさんから、京都総合観光案内所で使用する木材のサンプルが届きました。

今回、京都府知事から「木などはできるだけ京都府産材を使用してほしい。」とご要望がありました。そこで、ウエタニさんから京都府森林組合連合会に連絡頂き、打ち合せの結果、杉の無垢材を使用することになりました。当初、京都議定書の事もあり、是非「間伐材」を使おうと思い、打ち合せを続けていたのですが、間伐材の性質上、什器やカウンター天板に使用するのは不向きという結果となりました。
理由は、大きくは以下の点でした。
1.材の含水率が30%と高く、加工後、そり、割れが生じる
通常の家具材は、10から15%程度
2.材の大きさが小さい(細い)
無垢材としても、家具には使用しにくい
これらの問題は十分予想していて、何とかクリア出来ないか検討を重ねたのですが、最終的に、一般什器などに使用可能な「杉の無垢材」を使用することに決まりました。わずかでも「地球の為に貢献出来る!」と思ったのですが、残念でした。
京都府森林組合連合会さまでも、間伐材は扱われています。河川・公園等の事業や、造園・園芸用としては使用は可能との事ですので、そのような工事がある際には、是非検討して頂ければと思います!
只今のBGM "The Girl From Ipanema" The Bossa Nova Best Selections
2011年01月31日 16:45 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「京都総合観光案内所」その6
Category : Inside story , Work in Progress
2010年1月27日。
現場の下地組がある程度進みましたので、チェックに向かいました。

右の白いビニールシートの部分が前回チェックした伊勢丹との連絡口です。

ファサードの天井の段差部分。きれいなRを出す為、スチールを加工したものを取付けています。穴は照明取付けのものです。
この日の一番の用件は、壁の「シワ」のサンプルの確認です。今まで何度か使用している「シワシワ加工」ですが、今回は、少しバージョンアップです。
今までは、ブリキ板をシワシワにしていたのですが、その場合、加工の都合で900mm角の大きさのものを連続して壁に貼ることになり、ジョイントができてしまいます。
そのジョイントを減らすため、今回はアルミ板のロールを使用しました。これによって、ジョイントは縦だけになります。

小さなサンプルが作られていましたが、イメージと違いましたので、私が作ってみました。


今までのブリキに比べてロールのアルミ板は、薄くて柔らかいので、簡単にシワシワに出来ました。つい細かくなりすぎるので、大きめに加工していくのが逆に難しいです。
只今のBGM "Chic Mystiqu" Chic-ism/Chic
2011年01月29日 17:09 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「京都総合観光案内所」その5
Category : Inside story , Work in Progress
2009年11月30日、建築躯体の外装工事も終わり、0番線ホームの仮囲いも無くなりました。


只今のBGM ""Introduction"From Suite Punta Del Este" 12Monkeys/Paul Backmaster
2011年01月26日 17:48 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「京都総合観光案内所」その4
Category : Inside story , Work in Progress
2009年10月7日、ようやく躯体工事がほぼ終わり、現場チェックが出来る日がやってきました。

施工の大林組の方と現場状況を確認しました。
右:既存の仕上げの内側の状態など不明だった点がようやく判明しました。これで納まりを詳しく検討できます。
今回、隣の伊勢丹のエレベータホールの壁を開口し、案内所との連絡口を作ります。
開口工事が完了したので、その正確な位置の確認をしました。今日の一番重要な確認内容です。この寸法で、案内所の壁の寸法調整を進めます。

左:開口部の下側です。床は、まだ繋がっていません。この隙間を覗くと下に0番線のホームが見えました。
右:開口部に扉が設置されています。
只今のBGM "I Want You" Dream Come True.../Sandra Cross with Alan Weekes
2011年01月25日 18:34 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「36コマ1本勝負展(西)」開催中!
Category : My favorite
オリンパスペンのデジタル版「OLYMPUS PEN E-P1」を使った作品集「OLYMPUS PEN E-P1 BOOK」の著者であるMazKen
さん主催による「36コマ1本勝負展・ビュープリントで遊ぼう!」の神戸版が開催されています。
参加者全員が35mm・ポジフィルムで撮影し、ビュープリントという、大判のベタ焼き(コンタクトプリント)で展示する、36コマ(ハーフ判は72コマ)=フィルム1本を丸ごと、楽しむフォトイベントです。
前回の東京展は参加させて頂いたのですが、今回は残念ながら、参加できませんでした。
とても楽しい作品がいっぱいです。明日までですが、是非、ご覧になって下さい!
「36コマ1本勝負展(西)ビュープリントで遊ぼう!」
日程:2011年1月21~23日 11-19時 (最終日は17時まで)
会場:ギャラリー葉月(JR/阪神/阪急/地下鉄 三宮駅徒歩3分)
神戸市中央区小野柄通7-1-5 マキビル3階
テl:078-221-0303
入場無料
公式ブログ:http://mazken.cocolog-nifty.com/blog/
2011年01月22日 17:34 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「Complexeラフォーレ原宿」OPEN!
Category : Open!
2010年8月20日、RNAのNew Shop「Complexe」がラフォーレ原宿3.5Fにオープン致しました。
「 Complexeラフォーレ原宿店 」では、RNA Inc.全ブランドの他に、2010年秋 本格デビューの「la Collection Compacte 」や、ハンドリメイクされた1点物の限定アイテムなど、ここでしか手に入らない商品を沢山取り扱われているそうです。
是非、ご覧になって下さい!
「Complexe LAFORET原宿」
東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿3.5F
TEL:03-6447-0654
クライアント:RNA Inc.
施工:ジーク
協力
照明計画:MAXRAY 伊藤賢二
アイアンワークス:プランクトン
ファブリック・小物:イン
エイジング・サイン:ジェネレーションX
(敬称略)
設計:JA laboratory 東潤一郎 椎野永稔
携わった全ての方々に感謝致します。ありがとうございました。

2011年01月21日 19:49 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「京都総合観光案内所」その3
Category : Inside story , Work in Progress
ファサードの課題は3つ。
1.観光案内所の間口は広く見せたい
2.駅ビルの共用部と調和を保つ
3.左にある総合サインとの意匠の調和を考慮
そこで、少し引いた視点で提案をしました。
京都全域の観光情報を伝える「観光案内所」、京都駅・駅付近の情報を伝える「総合サイン」、駅周辺を見渡す広場を「眺望による観光」とし、これらを合わせて「観光案内ゾーン」として意匠をまとめました。
総合観光案内所の内部の壁の仕上げ材で共用部通路のゾーン部分の壁を仕上げました。
上部には、3つを繋ぐようにボーダーを通し、その上にそれぞれの名称サインの立体文字をサインとして乗せました。
このボーダーは、さらに左にあるSUVACO(スバコ)のボーダーと高さ・位置を合わせ、共用通路全体のバランスにも配慮しています。

広い面でまとめることができました。
総合サインは「周辺案内」、階段は眺望への入口という事で「眺望GATE」と、それぞれ名付けられました。
ボーダー上部の名称サインも廣村さんにデザインして頂きました。
只今のBGM "All In Good Time" Fractures/Break Reform
2011年01月19日 19:12 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「AUPA」のPhotoをUP致しました
Category : Update Info
2010年3月28日にオープン致しました「AUPA」のPhotoを、「Works」にUP致しました。

撮影は、松岡さんにお願いしました。
是非、ご覧になって下さい。
2011年01月17日 13:51 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「京都総合観光案内所」その2
Category : Inside story , Work in Progress
京都総合観光案内所の大きな課題のひとつに、ファサードがありました。
このプロジェクトは駅施設の1つとなる為、駅共用通路に面するファサードは、色々な方面と調整する必要がありました。デベロッパーである京都駅ビル開発様、運営者の京都府・京都市様、そして駅を管理するJR西日本様の4者です。
京都府・京都市様からのご要望は、やはりファサードを広く見せたいとのことでした。これは、観光客にできるだけ分かりやすくするためです。
JR西日本様からのご要望は、駅ビルとして調和のとれたもの。JR京都駅の京都駅ビルは、建築家の原広司様の設計で、他の駅ビルには無い独特の空間と意匠となっています。
そして、京都駅ビル開発様からのご要望は、既存空間との調和はもちろん、案内所左側にある既存の総合案内サインも含めた意匠の調和も検討してほしいとのことでした。

ファサードとなる部分は、仮囲いがされています。建築工事はかなり進んでいます。
左に、階上の広場に繋がる階段、そして総合案内サインがあります。

駅改札正面には、同様に増築して造られた商業ゾーンのSUVACO(スバコ)があります。

ファサード右は、「ジェイアール京都伊勢丹」です。
只今のBGM "Killing" Taboo(Gohatto)/坂本龍一
2011年01月15日 17:17 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「京都総合観光案内所」その1
Category : Inside story , Work in Progress
プロジェクトがスタートし、まず京都駅ビル開発のご担当者様と現場確認に行きました。
「予定地はここです。」と示された場所は、

窓しかありません。窓の外には、下の0番線ホームが見えています。
前にも書かせて頂きましたが、この観光案内所は、この0番線ホームの上に新たに建築された「新築」=増築された建物なのです。この許可を頂くまでには、大変な協議を乗り越えて来たと担当の方は仰っていました。
私が参画させて頂いた時には、建築の設計はほぼ終わっており、内部空間の確認からのスタートでした。

まだ何も無い0番線のホーム。ここに増築されました。

窓がエントランスとなる場所です。
竣工後の写真と見比べて頂くと面白いです。
只今のBGM "Up From The Skies" Play The Music Of Jimi Hendrix/Gil Evans Orchestra
2011年01月13日 17:41 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「神戸フランツ ハーバーランドモザイク」その2
Category : Inside story , Work in Progress
お願いしていましたモビールのサンプルが出来上がりました。
早速、事務所で吊って確認しました。

左は、セッティングしているいろけんさんです。
鏡面の「いかり」がユラユラ・キラキラと、イメージ通りに動いています。いかりのバランスも確認して、この型で決定となりました。
そして、全ての工事が完了した後、現場にモビールの取り付けとなりました。

只今のBGM "Nyack" Outta Here/Lettuce
2011年01月11日 11:57 | Comments (0) | Trackbacks (0)
「神戸フランツ ハーバーランドモザイク」その1
Category : Inside story , Work in Progress
「魔法の壷プリン」「半熟チーズケーキ」で楽天ショップや雑誌・テレビで大人気の「神戸フランツ」の神戸ハーバーランド「神戸モザイク店」のモビールのお話です。
随分前に「さかな家」を設計した時に、さかなのモビールを使用し、動くさかなの影を意匠として使いました。モビールはオリジナルを使用したかったのですが、作り方などが分からず、デンマーク製の既製品を使用しました。

撮影:松岡宏和様
壁の上部の空間に、たくさんのさかなの影が泳いでいます。
今回、フランツのモザイク店のデザインを進めるなかで、フランツのロゴマークである「いかり」キラキラ光るモビールをショップ中央に吊ることに決まりました。
今度はオリジナルを造らなければなりません。
良い業者などないかとネットを調べますと、なんと「モビール作家」なるアーチストの方をみつけることが出来ました。しかも、神戸にお住まいのようで、これは頼むしかないと連絡致しました。
その方がSORA mobile factoryのいろけんさんです。
いろけんさんに依頼は快諾頂き、イメージなどを伝え、まずサンプルを作って頂くことになりました。
2011年01月08日 18:59 | Comments (0) | Trackbacks (0)
明けましておめでとうございます
Category : Soliloquy
いつもご覧頂き、ありがとうございます。
皆様にとりまして、素敵な年であることを願います。
忙しくなると更新が滞り、申し訳ございません。今年もマイペースではありますが、更新させて頂きますので、よろしくお願い致します。
昨年は、グッドデザイン賞2010を頂いた「京都総合観光案内所」、自然樹の庭を持つ本格数寄屋建築を地下空間に構築した「味吉兆ぶんぶ庵」(近日UPさせて頂きます)と、「日本」を意識させられるプロジェクトが続きました。年後半には、上海の新築ビルの商環境設計にも参画させて頂き、中国のパワーに圧倒されると同時に、更に「日本らしさ」を考えさせられました。グローバルな時代だからこそ、自分のルーツを噛み締めて進もうと思います。
本年もJA laboratoryをよろしくお願い致します。
2011年1月
東 潤一郎

京都総合観光案内所のデザインを検討する際、京都の町を歩き回りました。

上海のパワフルな都市部
2011年01月06日 19:55 | Comments (0) | Trackbacks (0)
