COCUE Hong-Kong YATA進行中!その2

11月6日。お昼前に現場に到着して、再度チェック開始。
昨日の修正事項は、かなり直っています。
修正完了箇所を一通り確認しました。
昼食は、YATAに隣接する商業施設「New Town Plaza」へ行きました。
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とても大きな話題の商業施設です。平日の昼ですが、たくさんの人が訪れていました。
1時より、オーナー様への引き渡しです。
引き渡しとは、現場は工事中、施工業者の管理の元にあるのですが、工事が完了しオーナー様に管理を戻す(=現場を渡す)ことを言います。
一般的に、工事業者より残工事等の自主チェック項目の報告と、設計者のチェック項目の報告、そして、オーナーチェックが行われ、それぞれの項目の対処、完了日の確認をします。
昨日から今朝までのがんばりで、残工事は随分減りましたが、数点は今日の夜と、別途作成後差し替えの工事となりました。
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バッグは、この竹のハンガーパイプにかけています。
日本では、「すす竹」風の「染め竹」を使用しているのですが、以外なことに香港には竹を染めたものがないらしく、塗装されていました。
あまりに風合いが違うので、日本から「染め竹」を送ることになりました。
ちなみに「すす竹」とは、茅葺きの古い日本家屋の屋根の茅の下地として組まれた竹が、長い年月囲炉裏のすすや熱などで燻され、きれいな艶のある「飴色」になったものを言います。
本物は、当然数も少なく、高価です。
「茅葺きの竹の再利用」と言うのが日本的なので、香港・中国にはそんな風合いに処理した竹はないのかもしれませんね。
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ステージの形状が図面の読み間違いで間違っていましたが、一部を修正して使用することになりました。
ペンダントランプの取り付けのベース部分(黒い筒の部分)を天井内に納めてもらいます。
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サインの取り付けを確認すると、ひびと欠けがありました。
新しいものと差し替えです。日本にオーダーしました。
このサインは、FRPの別注で陶器風に製作しています。
釉薬のひび割れの感じなどかなりリアルにしあがっています。
これは、いつもの日本の専門業者で製作されたものです。
後数カ所の問題点を確認し、とりあえず「引き渡し」は完了しました。
早速、商品の搬入が始まりました。
あっと言う間に、商品が並べられます。
今日の商品だしの作業が終了したところで、職人さんに、夜の工事で商品が汚れないように
「養生」をお願いしたのですが、上手く伝わりません。
通訳のできる施工業者の担当の方から言っていただき、ようやく小さなビニールシートを繋いで、カバーをしていただきました。
どうやら、あまり養生をしないようですね。(汗)養生用の大きなシートもないそうです。
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養生が完了した現場。
壁のブラケットは位置が間違っていて、夜間に高さを下げて、付け直しです。
壁のサインの位置は正しくて(笑)、そのセンターにブラケットが並びます。

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